REIT投信を購入するには、REITがどんな仕組みかを知っておくほうがいいですよね。というのも、REITは上場していて、会社みたいなものなのは確かですが、通常の会社と違ってゴーイング・コンサーン性がなく、もろに不動産の価値の上下が効いてきます。しかも、REITにはレバレッジがかかっていますから、不動産価格の上下の影響もレバレッジがかかってくるわけです。
REITを不動産投信であるといって、それを組み込んだ投信を売るということは、REITのレバレッジについての説明を省略していることになるため、ちょっとどうかなぁーと思っています。まして、2007年後半以降のサブ・プライム危機に際しては、不動産金融資金の枯渇が容易に想像されたわけで、そうなると、期限のある負債で資金を調達しているREITが負債の返済に苦しみ、また、保有している不動産の価値が下落し、それがレバレッジによって悪影響も増幅されるというのは、想定内のシナリオではなかったのかと思う今日この頃なのでした。
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