2014年12月23日火曜日

格付け会社はしょせんビジネス

格付け屋さんがビジネスなのは、私も機会あるごとにいろいろなところで書いているつもりなのですが、さすがに、プライベート・エクイティの投資対象になるとちょっとびっくりですね。

12月22日付のニュースですが、DBRSという、それなりに知られているカナダの格付け会社を、カーライルとウォーバーグ・ピンカスが買収するんですって。LBOで用いられるバンク・ローンやジャンク債を格付けする会社を、LBOで買収する側が買収するってどうなのよ?という気もいたしますが、結局、カネ儲けのためには、独立性を保っておくほうがよほど賢いわけで、そのあたりはプライベート・エクイティのディシプリンのほうが信頼できるような感じはしますね。

アメリカのメディア会社ハーストが、フィッチへの出資比率を80%に高めたため、フィッチは英仏系ではなく完全に米系ということになりますが、なんか、面白いですね。

2014年12月22日月曜日

アクティブ運用

FT紙によると、今年、米国ではアクティブ運用でインデックスに買っているのは10%程度に過ぎないとか…。記事にあるとおり、アクティブ運用やっている人たちの中で、勝っている人もいれば負けている人もいるんでしょうけれど、皆がフィーを取るのだから、結果としてはアクティブはパッシブに負けるということなのでしょう。

ただ、パッシブの魅力は、アクティブをやる人がいるから際立つというのも事実であって、みながパッシブになったらそれはそれで大変なんですよね。どこかで、誰かが「賭ける」ことがないと、市場が成立しないわけで。

個人投資家が頑張ればいいのですが、アメリカだとやはり、個人は投信に行けという感じなのでしょうか。それはそれでとても健全ですが、となると、だれが「勝ったり、負けたり」という役割をするようになるのかしら…、ということですよね。

2014年12月6日土曜日

日本の人口

FT紙でこの記事を見るまで気付いていなかった自分が情けないのはともかく…。

日本の現在の60歳未満人口は、1960年と同じだとか。

60歳未満人口は1985年にピークで、そこから17%減少したとか。

15歳未満人口は、1978年から41%減少したとか。

構造改革

特に政権支持・擁護派でもなければ、反対・攻撃派でもないつもりなのですが、一般論として、いわゆるアベノミクスなるものにはなんの実態もないと思っていますし、なので、特になにも期待していません。「デフレ退治」を言い続けて、少なくともリフレの邪魔にならなければいいのかな、と。

エコノミスト誌(イギリスのです)のこの論調も、基本的には同じなのでは?と思ったりもいたしました。