マネックスの松本さんの今日の日経の寄稿には、同感することが多くありました。短期の政策は巧いが、長期的には合成の誤謬を生むなど、まさに、言い得て妙ですね。
松本さんからもご指摘があったとおり、デフレそのものが悪いことで、まずデフレをやっつけないとなにも起きないという意識が、政策当事者に低すぎると私も思っています。デフレとはなにかの結果であって、たとえば景気がよくなれば解決するとか、そのように思っているのでしょう。しかし、デフレが諸悪の根源であって、デフレを退治しなければなにも始まらないということは、認識したほうがいいのではないかと思います。
結局、人間なんて実質賃金が下がっても、名目賃金が上がったほうが嬉しいと思うのです。デフレは逆で、実質賃金が上がっていても名目が下がっているから皆が不幸感を持ち、それが経済の停滞につながっているわけですから…。
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