2014年9月27日土曜日

資産運用とコスト

他人に資産を運用してもらおうと思うのであれば、一定の手数料がかかるのは当然ですよね。タダで働く人はいないわけですから…。ただ、一般論としてサービスはタダだと思っている人が、一方で、投資運用商品のコストには無頓着だというのは非常に面白い現象ですね。結局、どこかで手数料を得ない限りサービスを提供する人はいないわけで、目に見えるあるいは意識できる手数料を納得づくで払うほうが安上がりなのに、目先のおカネを払いたくないから隠れた手数料をたくさん払っているというのが、一般的な姿なのでしょう。

カルパースがヘッジ・ファンドの運用をやめるというのが結構でっかいニュースになりましたが、1週間経ち、「やっぱり手数料よね」という話があちこちで出てきているようです(たとえばこれ)。カルパースは納得づくで払っていて、その効果がないと思って手数料払うのをやめる(つまり、運用委託をやめる)わけですが、私たちはみな、こうあるべき、あるいは、こうありたいという気がいたします。

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