2014年9月27日土曜日

ローンで買った車にGPSが装着されていたら

という話が以前NYT紙に出ていたのですが、その反響がすごかったという続報がまたまた同紙に出てました。ストラクチャード・ファイナンス屋という立場から見ると、担保資産の価値を保つためにはこの程度のことは当然のような気もするのですが…。

日本では、一般論としては自動車ローンの証券化では担保価値はほとんど考慮されていないので、証券化のためにこのような手法が必要なのかは懐疑的です。ただ、結局のところ、自動車ローンと自動車リースとは同じ経済効果ですし、リースとレンタ・カーも同じだという考えると、レンタ・カー会社が貸した自動車をこのように管理していても不思議ではないわけで、であれば納得ですよね。住宅ローンを安心して貸せるのは、担保である家が動かせない(不動産)だからというのもあるわけですし…。

ICチップが小型化すれば、割賦販売の対象とかみんなこうなっちゃうのかもしれませんよね。もっとも、現金一括払いで買ったときに装置を外す手間とかを考えると、そんな世の中にはすぐにはならないのかもしれませんが。それより、飲酒した人は運転できなくすることを考えるほうがいいのかも…。

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