2014年9月27日土曜日

フランス料理と金融規制

FT紙のアンダーカバー・エコノミスト欄に「規制は難しい」という話が出てました。

フランスで、工場で作られた飯を温めて出しているだけという例が増えているというのはよく報道されている話だと思うのですが、それに対応する形で、レストランはメニューに「この場所(レストラン)で作りました」マークをつけなくてはいけなくなったそうです。蓋付ソースパンがそのマークらしいのですが、それはさておき、どんな規制も同じで、そもそも自家製とはなんじゃという話のほかに、本当にそれでフランス料理の質が守れるのかという話も出てます。確かに、ヘタなパン屋さんの食パンよりもスーパーで売っている食パンのほうがおいしいかもしれないし、ベーグルも専門店で買うよりもも冷凍ベーグルのほうがおいしいかもしれないですよね。でも、それを区別しないじゃんという話でもあるわけです。

で、レストランというか食い物については、結局、高くてまずいものを食わない消費者ばかりになればいいという話になるわけですが、それに対して、へんな金融商品は買わないやつがいればそれでいいという話ともつながります。「そりゃそうなんだけど、消費者ってそんな賢くないよね、だから、政府が守ってあげることも必要だよね」という立場が出てきます。このコラムの結論は「なかなか難しいよね」でしかなく、金融商品についても同じなのですが、ま考えさせられますよね。

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