2013年3月2日土曜日

ユーロ/円の為替レートを見れば、米株の方向が分かる

というのがWSJ紙のブログの内容でして、ユーロが対円で上昇するということは世の中でリスク許容度が増していることを表していて、つまり、米国の株式上昇と機を一にするそうです。

で、(ここからが重要なようですが)イタリアの総選挙の結果などもあってユーロ/円がチャート的に重要な支持線を下回ってきており、これが、今後の米株下落を示唆しているのではないかということのようです。相関係数が0.73というのが重要なだけではなく、過去、ユーロ/円と株価とで反応が異なった場合、正しかったのはユーロ/円だったらしいです。

別に、私が信じているわけではないのですが。

世界最古の銀行

モンテ・デイ・パスキが、過去のデリバティブ損失について、当時の経営陣と、関連する投資銀行に対して民事訴訟を提起したそうです。

NYT紙にある程度詳しい話が出ていますが、それを見る限り、客の損失隠しの目的は投資銀行側には明らかですよね。客の側が「いや、取締役会も監査法人もOKっていってるから」と言ったら、それをどこまで疑うべきかは困っちゃいますけれど…。

イギリス・クローナ?

FT紙のブログによると、英ポンドはまだまだ下がる余地があるとか。通貨安は輸出にプラスですから、それほど悪い話でもないわけですが、「イギリスでインフレを心配する必要はまだない」というのは、昔を知る人間からすると隔世の感がありますよね。ま、それはアメリカも同じことなのですが。

で、日本でハイパー・インフレを心配する人がいるのは理解できないというのは、言い過ぎなのでしょうか?

アルゼンチン(続き)

あんまりちゃんとフォローしていないのですが、FT紙のブログによると、アルゼンチンは3月29日までに、ホールドアウト(過去2回の債務交換に応募しなかった債券を持っている債権者)に対してどのような支払いをする気があるのかNYの裁判所に提出しなくてはならないそうです。

アルゼンチンは、法廷で、「進んでホールドアウトに支払うことはない」と言ったようですが、一方で、NYの裁判所としては、ホールドアウトに払わない限り債務交換に応じた人にも払っちゃダメよという話のようですから、債務交換後の債券もデフォルトになるということでCDSの料率(保証料)が跳ね上がったとか。

3月31日が新(=債務交換に応じた)債券の利払日ということで、まだまだ目が離せないらしいです。

「金融市場は操作されている」?

スコット・アダムスというディルバートものの漫画家のブログが面白くていつも見ているのですが、彼によれば、アメリカの株式は今年中に20%下落するとか。金持ちが自分たちの利益のために市場を動かしているのだから、それを予想しておけばいいということのようです。

私自身は、ニュースのないところにニュースをつくるという彼の考えかたにはあまり賛成できませんし、誰かが市場を動かそうとしているというのもあまりにも出来すぎた話だとは思っていますが、〝一般の人〟から見ると、こういう話のほうが面白いんでしょうね。

<3月3日追加>
Huffington Postでも、アダムス氏のコメントが紹介されてます。

2013年3月1日金曜日

平成13年10月25日最一判・集民203-285

子供のとき、金曜日は7時までそろばん塾があって、家に帰ると年齢で5つ、学年で6つ下の弟が「宇宙鉄人キョーダイン」を見ていることが多かったのですが、兄の権限でキャンディ・キャンディを見ていました。著作権で有名な裁判になっているとはつゆ知らずだったのですが、機会があって判決を見てみました。

金融の人間が知的財産権などという法律的には高度で難しい問題に対する知見を持っているわけではないのですが、判決を見ていて思ったのは、(賛成するかどうかは別の問題として)少なくとも理屈の上では、キャンディ・キャンディというキャラクターは絵だけで成立しているわけではなく、原作があってこそあの絵に意味があってキャンディ・キャンディとして認識されているということが言えるのでしょう。であれば、絵を描いた人が、その絵をキャンディ・キャンディだと称して自分だけが利用できるとするのはおかしいというのが結論なのかと思いました。

単なる戯言ですが…。

財政赤字なんて気にするな!という話

ま、クルーグマン教授ですから当然そういう発言・解釈になるわけですが、最新のNYT紙への投稿で、先日のハンフリー・ホーキンス証言でのバーナンキ議長の発言は、まさに「財政支出(赤字)削減なんてナンセンスって読むのよ」という話です。

もちろん、日本の場合、既にGDPの2倍の債務残高があるわけで米国とは異なりますし、政権批判のひとつとしてできる議論としては、景気回復→投資機会の増大→国債からの資金逃避、というのも考えられますが、これまでなにやってもダメだったんだから、パーッとやりましょうよ、日本もって感じでもいいのではと思う今日この頃です。ここにきてFT紙が、現在の日本市場は期待だけで実態を伴っていないという論を展開してますから、日銀たたきだけではなく、ちゃんと政策面でも支えてほしいものです。