オークション・レート証券って、ヨーロッパの銀行が80年代後半から90年代の初頭に発行していたVRNの原型です。オークションで金利を決めて、一定水準より内側であればいつでもパーで売却できるし、オークションに失敗したら高めの金利を支払うという。ブラックスワンの典型みたいのものと言ってしまうとそれまでですが、デットは多かれ少なかれブラックスワンですから。
米国では、クローズド・エンド(解約できない)ファンド(投資信託)がレバレッジをかけるのに発行する証券がオークション・レート型になっているケースがあって、最近の動向についてフィッチがレポートを出してます。VRNときと同じで、上限の金利に張り付いても困らないというのが味噌なわけで、困っていないというのが結論のようですが。
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