S&Pがアイフルの格付けをCCC-(トリプルCマイナス)からCCC(トリプルC)に引き上げましたね。要するに、当面の資金繰り負担が軽減されたために優良(まっとう?)な債務者に融資が再開できる(←つまり、これまでは資金繰り優先であったため、回収に走っていた)ことと、大幅な準備金積み増しによって、当面の過払い金支払い(キャッシュアウト)が財務的な影響にならないことを加味したものと読み取れます。
債務再編(リストラクチャリング:必ずしもCDSの契約上の意味ではありません)を経験した企業をシングルBレンジに持っていくのは格付け会社としても躊躇するようで、海外の例を見ても、概ね、このあたりの水準で様子を見るという傾向がありますね。
ただ、先日も申し上げましたが、このあたりの格付けになると、格付けのユーザーの側も無関心でいるしかないというか、トリプルCマイナスとトリプルCの差ってどこ?というか、特に、債務再編の対象となった債権者からするとそうですよね。
ロイターの記事(http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPnTK037539320100329)を見るとCDSの清算値が決まったことが社債取引の動意になっているようですが、ちょっとピンとこないので、解読できたらお知らせします。
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