2013年7月15日月曜日

ヨーロッパのCMBS

アメリカではCMBSの発行が明らかに活発になっていて、クロールとかモーニングスターといった新興格付会社が次々と格付けレポートを発行していることも商売繁盛なのが窺えます。CLOもそうなのですが、おカネが流れ続けている限りデフォルトは少なく、価格は上昇し、それにつられてまたおカネが流れるというのが起きるわけで、そうするとバブルとか言い出す人がでてくるのはともかくとして、当面はいい傾向なのだろうと思います。

一方、FT紙によると、ヨーロッパではまだまだ不動産価格、特に、中心部以外で、かつ、若干質の劣る建物の価格が回復しておらず、デフォルトが増える見込みだとか。ま、日本でも同じような状況なのでしょうが、日本の場合、(英語ができないからというジョークが正しいからどうかは別として)欧米ほど証券化の市場化が進まなかったため不動産会社に余力が残っていて、買い手としての力が充分にあるっていうことなんでしょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿