前回の東京オリンピックによって日本の市場がどのように反応したのか、ちょっと見てみました。
Wikipediaによれば、東京オリンピックの開催が決まったのは1959(昭和34)年5月26日のことだそうで、日経のHPによると翌営業日の日経平均の終値は793.57。そこから、一本調子ではないものの、ほぼほぼ傾向的にはしばらく上昇を続けて翌1960年末には1,356.71、61年7月には1,829.74までいくものの、同年末には1,432.60、62年はほぼ横ばい、63年は5月に1,608.16まで行くものの年末には1,225.10なんですね。今回はどうでしょう。すぐに2万円というヘッドラインの業界紙もあったようですが…。
ちなみに、当時は均衡予算だったので国債の利回りはなく、為替も固定相場制だったので為替相場もありません。公定歩合は6.94%だったのが59年末には7.3%、60年半ばに再度6.94%、翌61年には6.57%まで下げられましたが、同年中に6.94%、7.3%と利上げがあり、その後、62年10月にはまた利下げに転じ、6.94%→6.57%→6.21%から63年4月には5.84%になりますが、64年には3月に6.57%となってオリンピックを迎えています。
要するに、一本調子はあり得ないっていうことなんでしょうね。前回はカラーテレビが普及するきっかけとなったみたいですが、今回はなんでしょう?
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