2013年9月18日水曜日

LIBORと格付け

EUがベンチマークの監督を強めようとしていて、新規制案が昨日発表されています。LIBOR操作の話があったのだから当然ではあるのですが、結構ドラスティックよねという印象のようです。

単純に考えると、ベンチマークなどもともとは「デ・ファクト・スタンダード」でしかなく、多くの人が使うからベンチマークとして意味があるのであって、みんながベンチマークとして活用しなくなったらベンチマークじゃなくなるじゃんという気もするのですが、インサイダー取引をする人がいても株式市場は存在していて、やはりインサイダー取引は犯罪なわけで、あまりに広範に広がると規制すべきという議論になるのでしょう。

私は、格付け規制には基本的反対でして、格付けも信じる人がいなくなれば価値がなくなるんだから規制なんかする必要はないと思っているのです。しかし、あまりに広範になると、本来はプロが適当にやっておけばよかったのとはまた規制の有りようが違ってくるのかもしれませんね。

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