2013年11月9日土曜日

イギリスのサラ金問題

イギリスで、サラ金が政治問題化して大変なことになっています。

ただ、このコラムが指摘するように、問題は業者ではなくて、利用者であり社会の側にあるというのは正しい分析だと思っています。日本では、政治問題になる前に社会問題となり、立法ではなくて司法が先導することになりましたが、政治問題化したことは健全なのかもしれません。

もっとも、食品虚偽表示とか、マスコミが先導して煽動し、政治問題かするのが健全化どうかはよく分からないし、どちらがいいとは言えないんですかね。

ルールというのは社会のあり方ともつながっていますから比較は難しいですね。法律上は簡単なのに自己破産をよしとしない自己規律を持っている人が多い日本と、そうでない西欧とはルールが異なっても然るべきなような気がしますし、一方で、講学上は「資本主義は資本主義でしょ」という正論もありうるわけで。

ちょうど、銀行と中小企業との関係を、法律上は対等だからといって杓子定規に判断してしまうのと同じなのかもしれませんね。

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