2013年11月9日土曜日

変動利付米国債

NYタイムズ紙のディールブック・コラムに面白いが出てました。

アメリカが来年から2年の変動利付国債を発行することにしていて、利率は「13週間(4分の1年ですね)の短期米国債利回り+スプレッド」になるのですが、このスプレッドがどのくらいになるかしら?というのはどう考えるべきなのでしょう。

資金が2年寝るのだから、いつでも抜けられる13週間国債と比較するとスプレッドがあるほうが自然だというのが、「金利は右上がりが当然」説から導かれると思うのですが、このコラムの筆者はそこにはあまりこだわりがないようで、13週間国債と同じことなんだからスプレッドはゼロでいいじゃんという意見のようですね。あるいは、買い替えの必要がないからスプレッドはネガティブでもいいと。

ただ、実際には、アメリカ政府がデフォルトしないわけではないというのが共和党側が下院の過半巣を握っている限り…ということなのでというのがオチなのですけれど。

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