ムーディーズが企業債務を参照する合成CDOの格付け手法を変更するそうです。背景には、金融危機前に組成された案件で、逆選好が多く見られたことと、予想よりもコリレーションが高かったことなんだそうです。
この手の商品について、格付けの精緻さを議論するのはもちろん有益なのですが、ムーディーズが問題視している論点は、実は投資家側は分かって無視をしていたのではないかという気もとてもします。現実に合わせて格付け手法を見直すのはもちろん大事ですが、結局、なかなか投資家の欲に勝つ方法はないということなんでしょうね。
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