Gold bears eye fall towards $1,000 level - http://www.ft.com/cms/83a07c16-e007-11e2-9de6-00144feab7de.html
ゴールド価格の下落が止まらない!という話です。商品価格は凝ると面白いみたいですが、とりあえず、上がり続けるマーケットはないということの証拠ですかね。
"US rate rout sparks surge in junk-rated debt yields - FT.com" http://feedly.com/k/10lNVGu
アメリカの量的緩和の終焉が見えてきてジャンク債の利回りが上がっているという話です。景気が良くなるから緩和が終わるのに不思議ですよね。だから、銘柄選択が大切なんです、クレジット投資では。
"Co-op’s debt plans under attack by investors" http://feedly.com/k/19zSBeI
Co-op銀行の劣後債強制転換について、投資家が反発しているとか。今後の展開に注目ですね。
Buyers drop US company debt - http://www.ft.com/cms/ebd6ce16-dcd8-11e2-b52b-00144feab7de.html
アップルが4月末に発行した30年債の価格が、額面の87%まで下がっているらしいです。さすがアップル、消費者(投資家)が欲しいものを欲しいときに市場に出す能力には長けているということなのかもしれませんが。
Junk bond investors burnt in Fed retreat - http://www.ft.com/cms/197fcbda-dce1-11e2-b52b-00144feab7de.html
クレジット・スプレッドは、超低金利になると、利回りをとるために縮小する傾向があり、クレジット間、年限間のスプレッドも縮小する傾向がみられます。ということは、金利が上昇する(同じことですが量的緩和が縮小される)という期待が出てくると、スプレッドは広がります。簡単に言えば、格付けが低く、期間の長い債券ほど売られやすいと。わかっちゃいるのにやめられない人は多く、歴史は繰り返すんですね。
Convertible bonds boom as rates rise - http://www.ft.com/cms/5effea6e-dce6-11e2-9700-00144feab7de.html
アメリカで金利が上昇、社債の発行が難しくなってきたところ、すかさず転換社債の発行が増えているんだそうです。市場の反応の速さはさすがとしか言いようがなく、うらやましいですよね。
Saving for retirement is losing game says investors’ group - http://www.ft.com/cms/c58a8860-d99a-11e2-98fa-00144feab7de.html
年金の運用は、長期的にも、払いだす手数料が多くて実質(物価上昇加味後)はマイナスだとか。
Investors rush to sell US corporate debt - http://www.ft.com/cms/665ced18-d91f-11e2-a6cf-00144feab7de.html 米連銀が量的緩和の出口を探し始めているというので市場が反応しているわけですが、アップルが5月に発行した30年債の価格が、87.5まで下がってますね。30年債なので値幅が大きくなるのは当然なのですが、ちょっとびっくりです。
"Fasten seat belts for turbulent QE exit" http://feedly.com/k/12YlfHv
昨日のバーナンキ議長の発言でここまで市場が動くのは、結局、流動性市場だったということなのでしょうか。だとすると、ファンダメンタルズの裏付けがない、いわゆるバブルだったということですか。日本市場が直接影響を受ける筋合いはないというか、むしろ世界に流動性を供給する側だったわけですが、今後どうなるでしょう。量的緩和がないのが正常な市場なんだというのがジリアン・テット氏のコラムの趣旨のようですが、ほんと、そうですよね。
"‘Frankenstein’ CDOs twitch back to life - FT.com" http://feedly.com/k/14jP6rb
ジリアン・テット氏も、論点を指摘しているだけというか煽ることに目的があるコラムですが、確かに、CLOなら大丈夫という議論は慎重にしたほうがいいんでしょうね。なので、運用がいしゃの
"Mall Mortgage Sale Shows Topsy-Turvy Time for CMBS" http://feedly.com/k/11MzJ5K
ま、理論的にはAAAであってもデフォルトはするんでしょうが、なかなか実物資産担保では起きにくいですよね。格付け会社が悪いのか、というと必ずしもそうではないと思うのですが。
米金融緩和の収束見込みで債券系が不調で、それも影響してるみたいですね。
Global fish prices leap to all-time high - http://www.ft.com/cms/af42937a-d811-11e2-9495-00144feab7de.html
FT紙によれば、中国の消費が増えていて、魚の値段が上昇しているとか。
"A Warning Shot on Management Buyouts" http://feedly.com/k/15dEjMq
MBOは、会社の経営陣が会社を買うわけで、一般投資家が知らない情報を多数有している人が価格を決めるってどうなの?という話は日本でもありますよね。だから第三者評価があるのですが、それはそれで誰かから報酬が出ているわけで。
Senior bank debt issues slump to decade low - http://www.ft.com/cms/744d415e-d4fe-11e2-b4d7-00144feab7de.html
ヨーロッパで銀行が発行する債券のうちシニア(返済順位が一番はやい)債の発行が減っているそうです。預金で言うペイオフ、最近の業界用語でベイル・インの可能性の割には利回りが低いという判断が背景にあるようです。結果として劣後債のほうが人気が出ているようです。個人的には、劣後債のような中途半端なリスクは面白くなく、だったらエクイティいけば、という気もいたしますが。
Slump leaves dry bulk groups in doldrums - http://www.ft.com/cms/015dc74a-d477-11e2-8639-00144feab7de.html
海外の話ですが、バラ積み船が大変みたいですね。カネ貸している銀行も大変なんでしょうけれど。
Wine fund market brought to its knees - http://www.ft.com/cms/s/0/9017dcfa-d27e-11e2-aac2-00144feab7de.html
ワイン・ファンドが不調だという話で、オープン・エンド、つまりいつでも解約可能という形のものは大変なんだそうです。投資対象としてはどうなんですかね。
"Markets on edge as investors seek exit" http://feedly.com/k/15at6My 債券市場から個人投資家が退出していて、ディーラーが困っているという話です。市場の透明化が望まれるという結論ですが、それは昔からの話で、なにをいまさらという気もいたしますが。
"Widowmaker of all widowmakers? | FT Alphaville" http://feedly.com/k/1a86JNk
なにかあれば、円は強くなりやすいということなのでしょうか。
為替の反応は、ヨーロッパのソブリン危機のときと同じ発想なんでしょう、社会的に安定していてインフレの見込みがない国の通貨は、国際的な混乱時には買われやすいということなんでしょうね。アベノミクス批判を展開していた人たちは溜飲を下げているのでしょうが、この下げは安倍政権の経済政策批判ではなく、経済無策に対する市場の反乱なんだと思っています。なので、ここでお腹痛くなったりせずに、正々堂々と経済政策を次々と打ち出していけばいいんですよね。
問題は、本当にアベノミクスなるものが存在するのかであって、期待していたリフレ政策は日銀依存症であって、それ以外の手は実は持っていない可能性が怖いですね。本田選手がキープしている間に他の選手が動き出すから日本代表は強いのであって、本田選手が孤立していたら点は入らんのと同じでは、と思います。
"Strip-Club REIT to Test Market" http://feedly.com/k/171sNum
米国でのREIT転換が流行しているという話は聞いてましたが、ストリップ・クラブですか…。
Messy bond cocktail stirs talk of reset - http://www.ft.com/cms/50f4c63a-d1fe-11e2-b17e-00144feab7de.html
アメリカで金利が上昇していて、4月に発行されたアップルの社債の価格が額面の90%程度になっているそうです。あとから振り返ってみると、相場の転換点にはなにか事件があるものでして、アップルの社債発行がそれだったのかもしれないという話です。
The overstated inflation danger - http://www.ft.com/cms/e779acb2-d1de-11e2-b17e-00144feab7de.html
英米ですらハイパー・インフレを懸念するのは馬鹿げているという話。ハイパワード・マネーの乗数効果というのは経済学入門なのですが、このコラムが指摘している通り、実際の制約条件は金融機関の自己資本であるというのは同感です。(ということは、マネタリーベースを増加させないで銀行に資本注入しろという議論にもなるのですが、それはまた別の話ですね。)
政府債務の増加によってハイパー・インフレのインセンティブなるというのは、日本の戦後の状況を考えると頷けるわけですが、これもコラムの筆者の言うとおり、デフレのほうがよほど怖いと。
なので、少なくとも黒田バズーカに評価を与えるべきなのは多分間違いなく、財政政策どうするのさっていうことなんでしょう。もうすぐ選挙ですね。
フィッチが、昨今の米国でのレバレッジド・ローンの金額増に言及し、06〜07年のブーム時とは違うと言っています。コベナンツ・ライトの比率は上がっているものの、借入の額は総資産と比較すればまだ低く、利払い余力もまだ高い上、資金使途が企業買収ではなく借り換えや一般運転資金というケースが多いからとのこと。
結局は銘柄間格差の問題だと私は思っているのでこの手のマクロ・ビューはあまり注目の必要はないとは感じるものの、意見としてはふーんっていう感じですかね。
中身をよく見ると、邦銀そのものの信用度が変わったわけではなく、当局の方針が変わった様子があるからでもなく、世界的に銀行を破綻させてやむなしという空気が醸成されつつあるので、いずれは本邦当局も姿勢を変えるのではないかという感触に対応したものだとか。ま一理はあるんですかね。格付けに意味があるという前提でですけれど。
Blacklisted companies lose investors - http://www.ft.com/cms/06b6dcac-cf6a-11e2-be7b-00144feab7de.html
日本の場合、社会的責任投資は銘柄選択手法ですが、この人道的投資はいわば銘柄除外手法ですね。ま、こんな気概のある機関投資家とかあまり日本では聞きませんが。
US Reit conversions face IRS scrutiny - http://www.ft.com/cms/38782938-cf8f-11e2-a050-00144feab7de.html
こないだ、非伝統的資産のREIT転換に際して格付けが低くなりやすいというレポートをフィッチが出してましたが、そもそもREIT転換が認められにくなっているという話がFT紙に出てます。日本の場合、オフィスとショッピング・センターがメインで、倉庫やホテルはマイナーですが、ゴルフ場とかそのうちでてきますかね。
それにしても、不動産をつかわないビジネスはありませんから、屁理屈を言えばすべての事業は不動産業といえなくはないですよね。それを無理強いすると事業の証券化ですが、担保価値に依拠しないのは事業融資には当然なので、まやかしだったりいたしますが。
Bill Gross makes another bold call - http://www.ft.com/cms/ca5e85fa-cde0-11e2-a13e-00144feab7de.html
日本では、債券市場の重要性を認識している人が金融業界にすら決して多くはない(株か為替ですよね)のであまり有名ではありませんが、PIMCOのグロス氏はミスター債券市場的な伝説の人物です。しかも、この人の場合には今でも多額の資産運用にたずさわっていて、発言は思いつきや話題づくりではないというところが凄いですね。
Finance: Forced into the shadows - http://www.ft.com/cms/a0984be0-ce88-11e2-8e16-00144feab7de.html
ヨーロッパで銀行が全般的に貸し渋りをしており、それに対応してファンドが融資を拡大しているそうです。日本では、大企業に銀行が貸さなくなるというのは考えにくいので直接は比較できませんし、銀行から借りていることがステータスでもあるという風潮も否定できませんが、情勢としては知っておいて損はないですよね。
‘Frankenstein’ CDOs twitch back to life - http://www.ft.com/cms/76778796-cebe-11e2-ae25-00144feab7de.html
私自身は、CLOはちゃんとしたやつを選んでおけば大丈夫なんじゃないのと思ってますが、ジャーナリストが論点を提供して煽るというのはある意味健全なのかもしれません。
"The Aussie dollar – from south pacific peso to southern Swiss franc and back again" http://feedly.com/k/14yO87l
そうそう、豪ドルが結構ヤバそうなんですよね。対円でも、対米ドルの円高によって弱含んでいるのですが、そもそもの豪ドル米ドルというレートがトロケていってます。オージー・キウィクロスも結構ヤバくて、なかなか目が離せません
ここもとの株下げ・円高は政府の経済政策の催促相場だという考えは何度か述べたとおりですが、アベノミクスの限界とか、賞味期限切れっていう論調も多いですよね。実際には、黒田バズーカ以外の「びっくりするような」政策はなにも出ておらず、財政出動も規制緩和も掛け声だけで、成長戦略も10年で150万円ってよくわからないし、要するに、実際にはなんの経済政策も出ていないのではないかと思います。このままでは、政権交代が掛け声だけの熱病であったのとおなじく、実態のない高揚感というのがアベノミクスの本質になりかねないですよね。
決してそうなってほしいわけではないのですが、ネジれ国会が障害になっているわけではなし、このままでは元の木阿弥なりかねないですね。既にタイミングを逸した感はあるもののまだ遅くはないので、ぜひ首相には指導力を発揮してほしいものです。そうでないと、この株下落・円上昇を機に、守旧派が息を吹き返し、既得権益死守しようとして規制緩和が骨抜きにされるのが目に見えてますよね。失われた25年に突入?
"Norway’s oil fund snaps up UK warehouses" http://feedly.com/k/17YFpm0
日本でも外資系の倉庫ファンドはそれなりに注目されてますが、ロンドンでっていうのは新鮮ですネ。考えてみれば、人口が多い場所で物流施設が必要なのは当然なんですが。
America owes a lot to Bernanke - http://www.ft.com/cms/6f79a298-ca00-11e2-8f55-00144feab7de.html
確かに、米国債利回りが上昇したと言っても10年債で2.15%ですもんね。リスクがないとは言えないものの、なにもやらなかったときのリスクをどう考えるのか、という点は大切ですね。その意味では、やはり黒田総裁は評価されて然るべきなんでしょう。
FCA to limit esoteric investment offers - http://www.ft.com/cms/7d196734-cd03-11e2-9efe-00144feab7de.html
日本では、ファンドより仕組債ですかね。あまりにもパターナリスティックなのはいかがかとも思いますし、薬のインターネット販売とか見ると規制のありかたも考えなくてはいけないとも思いますが、やっぱり、大衆に販売されるべきものには一定の規制は必要なのではないでしょうか。
"Credit hedge fund CQS moves into equities" http://feedly.com/k/17Yy1Hu
クレジット投資のほうが専門性が高いのですが、普通は逆で、エクイティからクレジット投資に進出しますよね。ま、ヘッジ・ファンドがクレジットの専門なのかというとまた若干ぎもんがあるのでしょうけれど。
"Gleacher to Shut Its Investment Bank" http://feedly.com/k/17YwAsx
ブティック型の投資銀行が消えちゃうのは残念ですね。企業再建も大切ですが。
マネタリーベースは日銀券と日銀当座預金の合計であって、敢えて英語とも整合する形で訳すと「基礎的通貨流通量」といった感じでしょうか。朝日新聞の「市場への通貨供給量」というのは、フロー概念のように聞こえ、誤解を招きそうですよね。日経の「資金供給量」よかマシですけど。
"The ECB, negative rate confusion and the prepay tax option" http://feedly.com/k/14pgL6X
中央銀行当座預金にマイナス金利が導入されたら?
1) 銀行が紙幣を貯め込むので流動性がなくなる。
2) 企業が法人税を前払いする
という話がFTアルファビルに出てました。国債市場が、税額控除市場に変わると。
"The S.E.C. Is ‘Bringin’ Sexy Back’ to Accounting Investigations" http://feedly.com/k/16Fb3EM
一応、クレジット投資のプロでもあり、会計分析にも一家言持っていることを自認していても、上場会社の会計操作を見つけるのは至難の技ですよね。見破れば空売りするんでしょうけれど、他の人も見破らない限り値段は下がらないわけで、通常、世の中は『ウソをつくひとはさほど多くない』という前提で動いているので儲けるのは大変なんです。
"American Realty to Buy Properties From GE Capital" http://feedly.com/k/11A2vWS
米国では大型の不動産案件多いですよね。日本では案件が少ないのか、報道されないだけなのかどっちなんですかね。
昨夕、100円割れの可能性は75%程度あるかと思ってましたが、結構あっさりでしたね。株価の動向を合わせて見ていると、一旦、95円から100円のレンジに切り下がったのではないかと思います。今日、株価がもてばいいですが、株もヤバそうですね。
"BIS warns of dangers of cheap money" http://feedly.com/k/11xMros
実体経済の回復を伴わない資産価格の上昇は、たしかに怖いですよね。日本の場合、雰囲気だけで株価が上がっているということは何度か指摘されていることだと思いますが、同じことが言えるのかもしれません。以前の不動産のファンド・バブルも、『日本では』実体経済の成長を伴っていなかったという点で似ているのかもしれません。