2013年6月1日土曜日

MMF(アメリカ版)

基本的には投資信託のほとんどは無邪気な個人投資家から業界全体で手数料を稼ぎ出そうという壮大なトリックなのですが、MMFが額面割れをしない・させないというのもその一つです。投資信託なんだから額面割れをするのは本来当然なのですが、銀行預金の代替として導入されたアメリカでの経緯から、同地でも、MMFは額面割れをしにくい(じっさいにはまずしない)とされていますし、金融危機のときに額面割れをしたMMFが出たときには大騒ぎになったわけです。日本でも、2001年の9/11後の保険金支払いで大成火災が破綻、それに伴ってMMFが額面割れをして大騒ぎになったものです。

で、アメリカでもこれは問題視されていて、MMFに額面割れを含めた本当の純資産価額での解約・追加設定を認めようとしているのですが、これには業界がものすごい抵抗をしているそうです。前述のとおり、投資信託そのものがひとつのトリックなのですが、MMFは預金みたいなものだというのはそのトリックの最たるもので、利息分を除けば常に額面が残っているという商品性は捨てたくないわけです。NYT紙のこの記事によれば、結局、法人向けMMFにはこれが導入されるということのようですが、どこでも似たような話が出るんだなぁーと妙に感心しています。

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