2013年6月23日日曜日

プレタマンジェ

イギリスのサンドイッチ・チェーンにプレタマンジェ(Pret A Manger:英語だとReady to Eatという意味になるのだとは今日知りました)というのがあって、マクドナルドが一時期出資していたのですが、今はプライベート・エクイティがオーナーなんだそうです。

で、そのプレタマンジェがカネを借りて、株主に配当を支払うとか。ディビデント・リキャップというのは海外ではよくある話で、配当可能な剰余金が会計上はあるけれどもキャッシュがないときに、剰余金を現金化する手法ですよね。LBO後に負債が減って借り入れ余力が出てきたので、その借り入れ余力を活かす方法ですね。

このあたり、エクイティとデットとの力関係もあって、そういうけしからんことには絶対カネを貸さないという考えかたもまったくないわけではないのですが、他方、カネ貸せるんだったらいくらでも貸せばいいじゃんという質屋的発想もあります。どちらが正しいというわけではなくて単なるバランス感覚なのですが。

ちなみに住宅ローンだとエクイティ・テイクアウト、つまり、残材よりも沢山のおカネを借りて、上昇した住宅価格の一部を現金化する、あるいは、ホーム・エクイティ・ローンも発想は同じですね。前者は日本の銀行は嫌いますが、後者はわりと平気ですよね。

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