日本の財政の問題点は、累積赤字そのものではなく、このままだと借り換えができなくなることだと常々思っているわけですが、今まで(個人的には恥ずかしながらですが)ほとんど見ていなかった国庫短期証券の数字を見て、改めてこの思いを強くしました。
昨年度を見ると、国庫短期証券の発行総額は388兆4607億円です。これは、年度内で返済されているものもあるので、金額で加重平均した償還期間を見てみると118.83日となります。つまり1年365日ですから3.07回転(2.07回借り換えをした)ことを意味しており、1回転あたりの金額は126兆4653億円となります。この金額を4か月に1回借り換えしているのと同じなんですね。
今年度に償還される国債の借り換えだけで100兆円を越える国なのに、短期は短期でこんなことしていて、本当に大丈夫なんだろうか? なにか見落としているだけなのかもしれませんが、結構怖いです。
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