2010年7月21日水曜日

リースというストラクチャード・ファイナンス

 確かに、会計上の賃貸借性が否定されるようになってからファイナンス・リースのまやかし存在意義はなくなったんだと思いますが、当局を含めて皆が一所懸命やろうとしていてなかなか根付かない〝動産担保融資〟として捉えてみると、なかなか、まだまだリースも捨てたものではありませんよね。
 それにしても、リースの本質とはなにかを説明しようとすると、賃貸借という概念、売買という概念、所有と占有の違い、担保の概念など、ストラクチャード・ファイナンスの世界で生きていこうという人たちが知っておいたほうがよいコンセプトが盛りだくさんですね。
 もっとも、結局は銀行の別働隊でしかないわけで、そのあたりは不幸だと考えるしかないのでしょうけれど。

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