2010年7月23日金曜日

不思議な国、イギリス

 もともとはイングランドもスコットランドもカトリックの国、つまり、ローマ法王のご寵愛があった国だったんですよね。ところが、あの名高きヘンリー8世が、離婚・再婚をするために英国国教会を設立してカトリックから離れてプロテスタントの国となったわけです。ま、イギリスの宗教改革をすべてそのせいにするわけには行かないのでしょうし、当然、他の社会的要因もあったのでしょうけど、すごいです。
 で、あれだけ男の子の跡継ぎが欲しかったヘンリー8世ですが、死後即位した息子さんも早逝しちゃうんですよね。で、登場するのが悪名高きブラッディ・マリー(メアリー1世)。イングランド女王になったときにはいったんカトリックに戻ったのですが、その際に次から次へとプロテスタントの人たちを処刑したとか。
 その後、異母妹のエリザベス(1世ですね)がイングランド女王になって、再びカトリックに戻しました。その際、スコットランド女王で従妹のメアリーを捕囚とし、ロンドンで処刑しています。
 もっとも、エリザベス1世には後継ぎがおらず、結局、スコットランド国王であったメアリーの息子ジェームズ6世をスコットランドから呼んできてイングランドの国王(イングランドではジェームズ1世)にするというオチ付きではありますが。なんか、ジェームズ1世って自分で本書いていて、そこで王権神授説を唱えているらしいです。エジンバラを離れてロンドンに行ってからは1度しか帰郷しなかったらしいですが、やっぱり、寒くて暗い土地は苦手だったのかしら…

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