2010年5月2日日曜日

バランス・シートを使うということ

ウォール・ストリート・ジャーナル紙の「ディール・ジャーナル」というブログに「そうは言っても、たいしたもんだ、ゴールドマン」というのが出てました(http://blogs.wsj.com/deals/2010/04/30/give-goldman-sachs-some-credit/)。他の金融機関と比較すると、会社のとっているリスクの詳細と、それに対する対処法に関する本当のトップ経営陣の関与度合いがすごいというのが内容です。
金融機関は多かれ少なかれ自らのバランス・シートをリスクにさらしながら業務を行っているわけですが、ということは、常に、重要な意思決定をしなくてはならないわけです。金額の多寡という話はあるにせよ、そして、トップがそもそもどのようなキャリア・パスを経てそこにたどり着いたかの差はあるにせよ、やはり、リスクに敏感というか、バランス・シートを使うビジネスであれば、バランス・シートに対する経営陣の感応度は重要ですよね。
これは投資銀行というよりも、むしろ、より本質的にバランス・シートをリスクにさらしている商業銀行のトップに一層必要な資質であろうとも思います。

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