2010年5月10日月曜日

インフレと中央リニア新幹線

確かに、日本って過去20年近く、インフレなかったですよね。JRの初乗り料金なんてほとんど変わらないですし、目立って値上がりしたのってタバコぐらいですか? 缶コーヒーの定価は上がってますし、確かに、自動販売機やコンビニで買わざるをえないときもありますが、ドラッグ・ストアで飲み物の値段を見ると、目まいがするくらい安いです。テニスのラケットの値段も、テニス・シューズの値段も、変わっていないか下がっているくらいですし、ウェアなんて、Tシャツの価格は下がり続けているし、高機能性のスポーツ・ウェアって、買うところで買えば、冗談みたいな価格です。
ということを思ったひとつの理由は、今日(5月10日)、中央リニア新幹線の価格設定が話題になったという報道があったからで、リニア新幹線の東京・大阪間の価格は、のぞみよりも少し高くなって1万5000円程度とか。でも、2045年の話ですよ。そんな先の話を、現在の物価水準を基準にして、なにか意味があるのでしょうか?
インフレについては、「日本は国債をあといくらまで発行できるのか」という議論も同じです。なるほど、今日、明日の話であれば、現在の物価水準を基準にして金額を語ることに意味はあるでしょう。でも、数年後なんて、ハイパー・インフレで貨幣価値が10分の1になってるかもしれないじゃないですか。10倍のインフレになっていたら、国債の残高は10倍までOKなわけですよ。
ま、そもそもデフレを放置してきた政策担当者は誰だ?という話と、一方で、デフレによって恩恵を受けている人もいるというこなのでしょうが。

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