2010年4月14日水曜日

不動産と金融

ウォール・ストリート・ジャーナル紙(ごめんなさい、日本語版は見ていないので、出ているかどうか分かりません)に、モルガン・スタンレーが不動産ファンドで多額の損失を出した旨、報道されています。若干スキャンダラスな内容もないわけではないものの、市場関係者からすれば、バブル(と呼ぶのは、実は抵抗があるのですが)の絶頂期に買った物件の価格が下がっているので、売却したり、させられたり(=差し押さえに遭う、と考えてほぼ間違いないです:ノン・リコース融資の説明をする紙幅はないので)の結果、投資家から集めた資金88億ドルのうち54億ドルを失うことになるかもしれないという内容そのものには違和感はありませんね。
クレジットの世界の人間からすると、むしろ、不動産価格の下落幅が、金融機関の担保不動産の価値にどのように影響しているのかしら、ということのほうが興味があります。新生銀行さんの大幅な引当増の報道が今朝(14日)もありましたが、他はどうですかね。
ところで紙幅は「しふく」と読むのですが、このようなネット上の文章でも紙幅なのでしょうか? また、至福、私服、私腹と、会話の中で咄嗟に判断できるか疑問です。

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