2010年6月2日水曜日

この国の形

常々思っているのですが、政治や政治家の質は、有権者の質を越えることは絶対にありません。なので、政権のあり様や政治について嘆くときには、個人や政党ではなく、まず、有権者がなぜそのような事態を呼び起こしているのかを嘆く必要があると思っています。
その意味で今般の首相交代を見てみると:
  • 日本に健全な二大政党制が根付くためには、どこかの段階で、自民党以外の党による単独での衆議院過半数維持が必要であった
  • 民主党の政権能力が、少なくとも当初から自民党と同じはずはない
という意味で、悪い意味ではなくて起こるべくして起きたと思っていまして、もちろん、政権を批判するのがマスコミの仕事だということは分かるのですが、国民としては暖かい目で見る必要があるのではないかと。実際のところ、今回の辞任の大きなきっかけになった事象も、自民党だったら、根回しがうまかったり、米国との対応がそつなかったりするだけで、本質的になにかが変わっていたかどうかは疑問です。たまたま、誰かが責任を取らなくてはならない時期に、責任を取る立場にいたということなのではないでしょうか。
個人的な好みとは関係なく、立ち位置的には、管さん50%、岡田さん30%、前原さん20%という確率で首相になるのではないかと思っていますが、英米両国のリーダーが40代だということも考慮に入るといいなぁー。

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