2010年6月18日金曜日

BPの格付け

 フィッチの格下げのときはニュースになりましたが、S&P、ムーディーズはそうでもないですね。その理由のうち半分くらいは格下げの程度というか、ダブルAからシングルAというのは、さほどひどくないということでしょう。
 それにつけても、フィッチが無責任だとまでは言いませんが(R&Iのハンガリー格下げ含みのウォッチのほうが・・・ですよね)、なんか違和感を感じるのは私だけなのでしょうか。もちろん、今後ムーディーズもS&Pも、再度格付けを下げるかもしれませんが、なにかそういう問題ではないような気がするのです。格付けの利用者が求めているのは、ニー・ジャーク・リアクションというか「げっ、ヤベっ、格下げしなきゃ」ではなく、信用度がどうなって、また、どうなろうとしているのかについての判断であって、符号に落とさなきゃいけないのは分かるにしても、パニクっているような態度は見たくありません。
 きちんと見ているわけではないので、水準について申し上げられるような立場でないことは承知ですが、ニュースを見ている限り、感覚的にはシングルAで充分なんではないですか、フィッチさん。

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