2012年12月11日火曜日

ヘッジと相場観(つづき)

彼女/彼氏ができた。電車で会いに行ける。毎日でも会いたいから定期券買おうかな。でも、実際に毎日会えるか分からないし、もしかすると、振られるかもしれないし…(あるいは同棲するようになって電車乗らなくなるかもしれないし…)。

上記のようなシチュエーションで、毎回切符を買うというのは、金利スワップでいう変動金利ですし、銀行が「クーポン・スワップ」と称している長期の連続型・同一レートの為替予約をしないで毎月スポット(市場実勢)で外国為替の手当てをするのと同じです。逆に、定期券を買うというのは、金利スワップでいう固定金利、クーポン・スワップで為替レートを固めることに相当します。

定期券を買うかどうかを決めるのに、「モトが取れるかどうか」を考えない人はいません。たとえばですが、切符を買うと片道200円なのに、1か月定期券が2万円だったら50回往復することが必要なので、なかなかモトはとれません。逆に1か月定期が2000円だったら、多くの人がこの定期を買うでしょう。

「ヘッジには相場観は関係ない」「一定額を超えて負担が増えることがないことにヘッジの意味があるのだ」という主張は失当ですよね?

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