2013年2月16日土曜日

それでもジャンク債は面白いじゃん、という説もあり

FT紙に、「ジャンク債は高すぎる(利回りが低すぎる)という説はあるけれど、まだ投資チャンスはあるよん」という意見が出てました。

「お、すっげー」とか「ポジション・トーク(自分が保有しているから価格が下がったら困る)」ちゃうのとも思ったのですが、よく読んでみると:

・ 確かに、現在のジャンク債は買われ過ぎのような気がする
・ 利益と損失の非対称性(必ずしも確率で加重しない)を考えると空売りに一理あり

と言ってまして、ただ、一部のディストレスト(すっごい価格が下がっている)ジャンク債であれば、債券価格も額面の70とか80%であり、デフォルトは20%程度の確率なんだから、ペイするんじゃないのっていう話でした。クレジット市場ではこのような発想も非常に大切ですが、いかんせん、日本ではユニバースが狭すぎて、なかなかこのような理屈が通らない(大数の法則が働くほど母集団がなく、確率どおりにいかないリスクが高すぎる)という悩みがあります。

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