私は特に黒田さんという選択についてどうこう思うことはないのですが、ADBの総裁をなさっていたということで、通訳なしでルー財務長官とかオズボーン蔵相、あるいはラガルド専務理事とやり合えるんだったらいいですよね。見てみたら、決して英語はネイティブっぽくないですが、それはラガルドさんも同じですし、コミュニケーションが取れるというのは非常にいいことだと思います。個人的にはリフレ派なので、岩田先生の副総裁というのも楽しみですよね。
ただ、そろそろ真剣に財政政策のほうもなにかしないと、市場に飽きられちゃいますよね。いまのところ、円安と株高が並行していて、前者がインフレ期待だとすると後者は輸出産業の業績期待なわけですが、日銀がインフレを起こせるわけではなく、皆がおカネを使いたいと思わない限りはきっとインフレにはならないですから。今日、円安基調が継続しなかったのは、財政政策への催促相場だと思いますけどね。ま、なにをやればいいか分かっているわけではないのでエラそうなことが言えた義理ではないのですが。
本質的には規制緩和なんでしょうけれど、規制の裏側には既得権益があって、そここそ聖域なきなんちゃらもしてほしいのですが…。まずは公共工事でもいいじゃんと思いますし、インフラ整備も修繕需要への対応でいいんだと思っているのですが。
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