2013年2月7日木曜日

誰かが貸し続ける限り会社は潰れない

アメリカで投機的格付け社債の発行が昨年きわめて好調だったそうで、そのような企業が借り換えに困って多額のデフォルトが出る可能性があるのは、2017年まで伸びたそうです、ムーディーズによると

ま、それはそれでいいというか、そんな、いわばマクロ情勢に気をあまりとられるべきではないというのが私の心情で、それに賛成する人も反対する人もいるのでしょうけれど(クレジットのマクロ・プレーヤーがいるのは確かですし、クレジットのイベント・ドリブン投資をやれる人の度胸は、それはそれで凄いと思います)、それはさておき、ここに日本の国債における教訓はないでしょうか? そう、発行できるときにできるだけ長期債を発行すべきですよね。確かに、今の5年債と10年債の利回り差は倍率で言えば凄まじく(絶対値としては大したことありませんが)、あれを見ると5年債を発行したくなる気持ちも分かりますが、所詮誤差の範囲ですし。

ただ、そもそも論として、日本の場合、借り換えもさることながら、今年の財政赤字もファイナンスしなくてはならないので、それは、一応、利益を上げることもある会社とは違いますか…。

それにしても、日本の国債のリスクを考えると、よくこんな利回りで投資できるもんだと個人的には思います。よほどみなさん安全志向なんでしょうけれど、その安全さの対価として得ているものを考えると、コスト払ってでも貸金庫のほうが賢いかもしれませんよね。もっとも、マクロ経済的には、国にもおカネを使って欲しいと思いますから、こんなこと言っていてはいけないのですが。

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