2013年2月24日日曜日

リスク許容度を高めているのは中央銀行のおかげ?

ボリビアがイタリアやスペインよりも低い利回りで債券を発行できたり、企業向け融資を証券化したCLOの発行が活発になって証券化対象資産が見つからない状態になっているというのは、市場でのリスク許容度が高まっている証拠で、世界中の中央銀行の努力の賜物である一方、リバティだハインツだデルだと、企業が強烈に負債を増やしているのはどうなんだろう?という記事がFT紙に出てます。

市場というのは、つねにババ抜きであるという側面は必ずしも否定できず、第三者から見ると非効率的であっても、他社が儲けているときに手をこまねいて見ていても、四半期とか1年で結果を出さなくては批判される経営陣からすると正しいことをやるインセンティブがないんですよね。もちろん、現在欧米で見られているような報酬改革には一定の効果はあるでしょうけれど、結局、株主自体が短期的な見方で株価を動かす以上、これはなかなか変わらないようにも思います。

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