2013年5月18日土曜日

ゴールドの価格が下がっている → 国際商品の利用者はドル高ヘッジをしろというウソ

米ドル建ての金価格が下がっているみたいですね。株価の上昇によって金融危機感が後退しており、安全資産としてのゴールドの避難価値が下がっているうえ、ドルが他の通貨に対して上昇しているからというのがWSJ紙の見立てです。

株価上昇は景気回復でもあるので、インフレに強い資産であるゴールドが売られるのは不思議な気もしますが、現在起きていることという意味で言えば、ゴールドから資金が株に戻っていると説明されるようです。また、実際問題としてのインフレ懸念はあまりないということもあるようです(←日本がデフレを輸出しているから?)。

ドルの強さについては説明が必要かもしれませんが、要するに、インドや中国などゴールド好きの人達からすると、ドルが強くなろうがなるまいが自国通貨でのゴールドの価値が大切なわけで、仮に自国通貨建てのゴールドの価値をコンスタントとすると、米ドルの価値が上がればその分米ドル建てのゴールド価格は下がらないと割に合わないということですよね。

このドルとゴールド価格の議論については、以前も書いたとおり、国際商品価格はドル建てなので、国際商品(ゴールド、アルミ、原油、天然ガス)等を用いる事業者はドル高ヘッジをすべきという考えかたはウソだということの証明にもなりますね。

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