ヨーロッパは日本と同様で、企業の負債性調達に占める銀行の地位が非常に高く、それは不動産融資であっても同じだそうです。FT紙の記事によれば、米国では55%に過ぎない不動産融資における銀行シェアがヨーロッパでは90%だそうで、金融危機後に銀行が不動産向け融資を絞る中、今後、リファイナンス(借り換え)資金の提供者が足りずに困る人が増えそうです。記事の内容は、ノンバンクを設立してその分野にいこうという人が出てきたという話ですが。
日本では、いけるときは銀行がどんどんいくという市場で、しかも、ここにきて(妙に自信をつけている)銀行がさらに積極的になっているようで、とは言え、銀行は銀行ですからいいものにしか貸さないのでしょうけれど…。資産インフレが来るのだとすると、ますます日本の銀行は元気になるので、ニッチ産業は苦戦するのでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿