『緊急』経済対策と銘打たれても、緊急感を感じないのはなぜなのでしょう? 思うに、「日本経済再生本部」とか「産業競争力会議」とかいう表現を聞くと、この国にありがちな『おエラいさんの会議』が思い浮かんでしまって、緊張感とか緊迫感とは無縁に思えるからなのでしょう。20兆円という規模は、国家予算の規模100兆円からしたらそれなりにインパクトがあるのでょうけれど、会議をやるための会議、そのための数字っていう感じがしてしまうのです。
実態のない興奮や高揚感は困るのですが、所詮、経済は人間が動かすものですし、人間は将来に対する思惑で動くものですから、もっと私たち庶民の気分が高まるような政策が次々と出てくるといいですよね。所得倍増とか列島改造というのは、首相のお祖父さまや大叔父様の政策ではないから真似しづらいのかもしれませんが、ああいったワクワク感というのもあってもいいのでは、と思ったりもします。
今の若い人たちは白けているとか、価値観が多様化していて戦後すぐとは異なるという議論にも一理あるとは思うのですが、白けていたり価値観が異なっているものデフレのせいだっていうのは言い過ぎですかね?
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