2013年1月30日水曜日

ヨーロッパのCLO

日本では歴史的な経緯から、今でもCLOというと、銀行が保有している資産を、銀行のリスク外し/資金調達のために証券化するというものを思いつきがちなのかもしれませんが、欧米では日本とは異なり貸出債権の流通市場が発達、運用会社も多くあるため、レバレッジド・ローン(定義としては「投機的格付企業向け融資」ですが、実際には、LBOに際しての融資)の行く先として機能しています。

アメリカでは、他の証券化と異なり、最終的な借り手が(そうは言っても)企業であって、企業は(通常は)どれだけ向こう見ずであって倒産するために経営はされていませんから、意外と金融危機後も倒産は多くなく、CLOのパフォーマンスは好調、新規の発行も出てきています。

一方、ヨーロッパは日本とアメリカの中間みたいなところで、確かにLBOもあるし、債権の流通市場もあるんだけれども、若干中途半端であって、銀行がまともに機能しているときには意外につまらん市場であったりします。とはいえ、いわゆる(=日本で言う)「リーマン・ショック」前には数多くのCLOが組成(っていう言葉もあまり好きではありませんが)されいました。ただ、金融危機後はLBOも若干機能不全気味であり、かつ、証券化という言葉は(日本同様に)CMBSとともに死語になりつつあって、なかなかアメリカのように市場が回復してきたというわけではありません。

ヨーロッパで、現在2本のCLOが新規に組成されつつあって、今後どうなるかしらという記事がFT紙に出ていて、確かに興味深いところなのは確かです。出てくる名前が若干意外だというか、もう少しデット分野専業でグローバルな運用会社が登場すべきなような気もします(プラメリカは米プルデンシャルなので、充分メジャーですが)。

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