2013年1月7日月曜日

財政赤字

財政赤字(単年度)が問題なのはなぜか? 日本の場合、国債の大部分が国内で消化されているわけで、税金であろうと国債であろうと民間から国にお金が移動するのは同じですよね。外国に借金しているのでない限り、あんまり心配しなくてもいいようにも思います。

債務残高についても、同じことが言えます。借金を返済するには、資産を売却するか、返済しなくてもよい資金を調達するかどちらかしかないわけで、前者は、国民にとって別にプラスではないし、後者は増税です。これらを避けるには、借り換えを続けるしかありません。債務残高の問題は、元本という意味では、借り換えを続けられるかどうかということなのです。債務残高が多いと、借り換えなくてはならない金額が増え、そのときの資金供給者の思惑にデフォルト発生の如何が依存します。そこが問題なんですね。

もちろん、債務残高が多いと、利払いという固定費が増え、財政運営が硬直化します。それも問題です。ただ、国債の大部分が国内で保有されていると考えると、結局、利息を受け取っているのは日本人なので、国として問題
とは必ずしも言えないですよね。

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