2013年3月8日金曜日

未実現信用コストの見積もり

IASBが公開草案を発表していて、まだ劣化していない債権について、今後1年間で合理的に見積もられる損失を信用コストとして損失計上する案を浮上させています。金融危機に際して、信用コストは実際の損失の確度が高まってから計上されていたことから後追いになってしまったことの反省のようです。

ところで、社債の利回りが高いのはデフォルトの確率があるからですよね? 合理的にデフォルトの確率を見積もって、それを信用コストにするということは、結局、社債を購入するときには一旦信用コストを計上、1年間デフォルトしなかったらそれを取り崩すという形で1年分の利息収入の帳尻を合わせる形にすることになりますね。別に理屈としては間違ってませんけど。

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