ロイターによると、米国で「マージン・ローン」を利用したLBOがヨーロッパから輸入されて活用が進んでいるとのこと。対象会社の株式を買収する際に、その株式を担保に融資を受けるというものですから、日本で一部のLBO屋さん達が言っているシェア・ファイナンスと同じものですね。
これは、被買収会社のライアビリティが買収後も残る際には有効な手法であることは間違いありません。通常は、買収に際して既存のライアビリティをすべて返済、再度借り直すという形になりますから、LBO屋さん達がみなハッピーになるわけですが、支配権異動に際しての借り直し条項が元々の借入になく、買収後も既存の借入が残るというケースの場合には、レバレッジをかけるのに有効ということでしょう。借り直しが現実的でない場合(銀行を買収する場合など)も有効ですね。
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