BISが、CDSを用いた賦課資本減らしアービトラージを制限しようとしているという話がFT紙に出てました。BISの言つていることはごもつともというか、CDS(保証ですな)でリスクを外した一方で、その費用は「実際に損失が発生したとき」に「その発生した損失だけ」支払うことというのは実質的には保証ではない(火災保険で、被害額を保険料として払うことにして、同額を保険金としてもらうのと同じ)わけですが、現在の規制上はなぜかそれでも必要自己資本が少なくなってしまうので、それを是正しようというものです。
ちなみにFT紙の記事に出ているゴールドマンと三井住友銀行の話は2003年に発表(
三井住友側、
GS側)されているやづで、実はあまり怪しい案件ではありません。ただ、当時の自己資本比率規制の穴を利用した案件ではありましたが…。
それにしても、かつては邦銀の自己資本減らしを助けるのが外資系の証券化バンカーの大きな食い扶持だったのですが、時代は変わるものですね。
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