2013年3月5日火曜日

格付けの価値

アメリカもトリプルAでないし、フランスもトリプルAでなければイギリスもトリプルAではない(少なくとも主要3格付け会社のすべてからは)。しかし、米仏英の信用度を本当の意味で疑問視している人がいるとも到底思えない。となると、格付けの意味とはどこにあるのでしょう。

という疑問を、今日見ていたニュース・リリースで思いました。ひとつ(ふたつですが)はR&Iので、フランスの格付けをAAAに据え置いたというのとベルギーの格付けをAA+に据え置いたものの方向性をネガティブから安定的に変更したというのです。日本の格付け会社は、日本語で日本の投資家向けに情報を提供することに意味があるのは分かるのですが、この情報って、誰かの役に立っているのでしょうか? 敢えて誰かの役に立っているのだとすると、ヨーロッパの国債を組み入れる投資信託(定義として素人投資家相手)の説明に際して「組み入れ資産の格付けは最低でもダブルAプラスです」という証券会社(や運用会社)のためでしょうか…。不思議です。

もうひとつは、JCRが発表したノリタケの格付けの件で、いままでAだったのをA-に引き下げるとのこと。理由はつまるところ、今度の3月の決算が赤字になりそうなのと、今後もすっごく儲かる感じがしないからなんだそうです。しかし、ノリタケの信用度を真剣に分析しようという気が起きるひと自体、本来は相当なプロであるべきですよね。もっとも、これは日本の社債市場の問題なのかもしれませんが…。

ま、格付け会社もビジネスなので、話題になること自体望ましいのかも、と言ったら穿った見すぎなのでしょうが。

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