ロンドン鯨の話は、米上院小委員会での公聴会以来盛り上がっているわけですが、NYT紙のこのまとめあたりが一番的を射ているのかと思います。トレーダー(日本語での一般的な表現は「ディーラー」ですが)の用いる専門用語・業界用語を上層部は完全には理解できておらず「ま、いっか」で見逃してたというのが結局はすべてだというのはおそらくその通りなのでしょう。
経験的に、現場が本当に悪意を持って損失を隠そうとすると、相当長い間隠し続けることができるというのはどのような組織でも同じであって、それが、事業法人の経理責任者とかであればともかく、トレーディングが本業のひとつである金融機関でも起こるというところが怖さなのでしょうけれど。
FT紙のアルファビル・コラムのこの記事も、なかなかいいです。まだ続きもあるようですし。
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