2013年4月15日月曜日

「内需拡大」という言葉が昔流行ったのを若い人は知らないんでしょうね

アメリカと違い、日本の景気を好くするためには輸出をしなくてはならず、そのためには円安が必要だというのは、結構よくある議論です。報道されているとおり、米財務諸の半期為替報告書で:


We will continue to press Japan to adhere to the commitments agreed to in the G-7 and G-20, to remain oriented towards meeting respective domestic objectives using domestic instruments and to refrain from competitive devaluation and targeting its exchange rate for competitive purposes.

とか言われて、要するに、通貨切り下げを利用することは許さないよん!という話なのですが、そうは言っても日本の景気が好くなってほしいのも確かでしょうし、難しいところですよね。日銀黒田総裁も12日の講演で:

「適切な財政政策や成長戦略を通じて経済の成長力が高まれば、当然のことながら、その国の通貨は逆に上昇する可能性もある」

とおっしゃっていて、ま、そういうことなんでしょうね。一気に97円台というのも、それはそれですごいなぁーと思いますが、最近、日銀の政策およびその効果が読みにくくて、市場のボラティリティが上がっているような気もします。

日銀の政策によって流動性が大量に供給されるものの、そんなにたくさん国内に資産はないぞというので海外の資産も買われているというのは指摘されていますが、FT紙にまたそんな話が出ていました。「市場が壊れていく!!!」という叫びでもあるわけですが…。

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