2013年4月27日土曜日

ジュディ・ガーランドとジャンク債

デルのファンドによるLBOが成功すると、LBOのLの部分(負債)がジャンク債やローンの形で市場に出てくるわけですが、投資家はそれを待ちきれないんだそうです。FT紙によれば、投資家は「ジュディ・ガーランドのコンサートを待っている気持ち」だそうで、幕が開いて、そこに歌手が本当に登場するかどうかドキドキしているという意味のようですが、もうひとつ上の方々の世代の人なのでちょっと分かりにくい比喩でした。

で、記事の内容はジュディ・ガーランドそのものよりも、この手の負債性商品が再度証券化されていて、その証券化されたものに投資家が群がっていることが問題なんちゃうの?ということです。私自身はクレジット投資の専門家の末席を汚す立場であり、いわゆるCLOには相当の自信がありますが、記事にあるとおり、そしておそらくは過去が証明しているように、CMBSには警戒が必要になってきたのかもしれませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿