2013年4月20日土曜日

タクシーとハイヤー

 小説を読んでいると、昔は日本では単純作業の人件費が安かったことが窺え、みな平気でお手伝いさん(家政婦? メイド?)を雇っていたし、割とカジュアルに人力車に乗っていたみたいですね。もっとも、昔の小説の主人公はたいていの場合は当時としてはめずらしい大学(しかも「東京」がつかない時代の帝国大学だったりします)卒業なわけですから、中級ですらないのでしょうけれど。

 というのとはあまり関係なく、イギリスのミニ・キャブの会社をカーライルが買収するらしく、そう言えば、日本ってハイヤーを(少なくともここ数十年は)あまり使わない国だなーと思いました。メーターで走るタクシーは多いですが、ハイヤーって私たち一般人はほとんど使わないですよね。

 ミニ・キャブは「キャブ」という名前が付いてますが実際にはハイヤーで、タクシーは規制が厳しいもののミニ・キャブは規制が緩いらしいです。アメリカはタクシーが州を超えないという事情もあって、たとえばニューヨーク州からニュージャージー州に行くにはハイヤーを使わざるをえないようですが、アメリカでもハイヤーは割と普通に見られますよね。日本でなぜハイヤーがあまり流行らないのかしら、と思ったニュースでした。

 そういえば、私の祖母はタクシーのことをハイヤーと言っていましたが、昔はもう少し一般的だったんですかね。生きていれば100歳近いですが。

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