2013年4月8日月曜日

こんなことがJPですら起こるのだとしたら

ロンドン鯨の件についてはFT紙のアルファビル・ブログが相当長期間いろいろと書いているのですが、最新のもなかなか面白かったです。タイトルは「リスク限度は破られるためにある」というもので、鯨のリスク・リミットは「破ってはいけない」ものではなく、仮に近付いたり破られたりしたら、その時点で「みんなで話あおうね」というものだったんだそうです。子供の小遣いみたいなもんですね。

なんども同じようなことを書くようななのは私も同じなのですが、リスク管理というのは、管理する側・される側ともに人間としてのモラルというか、勤務先を守ろうという意味での信念が必要なわけで、それがない限り、どんな制度も画餅に過ぎないんですね。ところが、多くの営利組織では、そのようなモラルを持った人間が往々にして疎んじられる傾向がありますから、そりゃ、鯨みたいな事件は常に起きるわけです。

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