2013年4月29日月曜日

社債投資はオプションの売り

私自信はクレジット投資の専門家の末席を汚す立場にいるわけですが、債券とはそもそもオプションの売りであって、他のオプションの売り同様、相当に慎重に分析をした上でないと買うべきではないと思っています。昨今の低金利下、国債ですらそのオプション性はもはや無視できなくなっている(という趣旨のエッセーをそのうち旬刊経理情報にも発表します)のですが、そもそもデフォルト・リスクのオプションである社債というのは、投資適格だろうがトリプルAだろうが、あきらかにそうだと思っているのです。「個人が社債を買うべきではない」というとエキセントリックだと思われるので、慎重にという表現を用いますが、オプションの売りを個人がすべきだとは必ずしも思わないという点ではみなさん共感なさるのではないかとも思います。

で、創刊の頃は割と好きだったDIMEという雑誌があるのですが、そのWeb版でこんな記事を見つけました。別に個別の発行者に対する意見があるわけでは(必ずしも)ないのですが…。クレジット・リスクにさらされるのはたーけのやることだという趣旨がブラック・スワンに書いてありまして、それは一理ありますよね。

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