2013年4月16日火曜日

VaRとJGB

日銀さんの政策によって、国債価格が激しく変動し続けていることは一部報道の通りなのですが、それによって、銀行のVaRモデルが大変なことになっているようです。VaRは基本的にはヒストリカル・ボラティリティを用いているモデルなので、値動きが激しくなるとその分資産保有のリスクが高くなるため、VaRで必要自己資本やポジション(持ち高)の制限をしている金融機関(主として大銀行)はボラティリティが上昇すると資産を売却しなくてはならないわけです。当然、そうなるとさらに実際のボラティリティも上昇して、ますます自分の首を絞めることになるわけです。

という話がFT紙に出ていて、それはそれでごもっともでして。実際、現場の混乱はたいへんみたいですよね。

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